うそをつけない あなたに/
鵜飼千代子
普通に呼吸できるところで
空気のありがたさは感じない
だから
さらに求めてしまうのだ
僕のさらなる幸せのために
努力してくれることを
強くなんてならなくていいよ
人を傷つけることなど
覚えなくていいよ
誰でも なにものでも
やわらかく受け止める
時にぴしゃりと打たれて
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