【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(5)/古月
は彼女なりに純粋で、普通に人を愛したり愛されたりしたいのに、その「普通」の部分が狂ってしまってるがゆえに上手くできない。そんなメイを見ているのは、グロを見るよりも数十倍つらい。
主演のアンジェラ・ベティスは当時26歳だが、外見は無垢な少女のように愛らしくてキュートだ。恋を知らない女の子をモジモジと演じ、初っ端から観客の心を鷲掴みである。俺なら彼女を幸せにしてやれた!とか妄想したホラーファンも多いのではないだろうか。
監督はこれが初監督作品だったラッキー・マッキー。続く第二作『虫おんな』、第三作『怨霊の森』でもアンジェラ・ベティスを起用している。
彼はホラー作家ジャック・ケッチャムの『黒い夏』
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