映画:ホラーハウス/ああああ
西尾維新がコンビニから出てくるのを目撃した。彼は、
「俺を暗い部屋に閉じ込めたのは誰だ。俺に小説を書かせようとする。このクソを断ち切るために書く。書くことしかできないのにそのことがやつらに書かされているのとかわらない世界」
などとブツブツつぶやきながら、早歩きで私を追いこしていった。
私は西尾氏の後を追う形になったのだが、西尾氏が私の実家と同じアパートに入って行ったので驚いた。しかし、鍵を開けて家に入ると、そこに西尾氏がいたので、さらに驚くことになった。
「鍵盤をたたく。止めないことが大切。書くことが移動。この部屋を抜け出すことと書くことは同じ意味だから閉じ込められていても大丈夫」
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