バルコニウス/番田
よく 聞くけれど
それが理由ではない気もする
運命というのは誰にでも存在するかもしれない
そうではないとしたら
人それぞれの役割なのかもしれない
外は 寒い
鼻紙を一枚 取り出して
太陽が一つ 見えた
日は 一つ 暮れて
私は一人 思いの中から出て行きたい
場所は いつだって 一つ 確保されている
そこは 私の向かうべき 一つの部屋だろうか
ああ 今日も眠くなってきた
今日もそれは遙か遠くの旅の途中かもしれない
*
することなど無くした
コンビニで 休憩を取った
弁当を食べると 私は自分の世界の中みたい
満員電車は 止まる事など知らない
携帯
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)