バルコニー/番田 
 
るのはなぜだろう
仕掛けが新しいからだと 聞くけれど
そんな理由ではない気がした
運命というのは 誰にも 存在するのかもしれない
そうではないとしたら それは
常に役割なのかもしれなかった


外は 寒すぎた
鼻紙を一枚取り出した
太陽が見えていた
日が暮れていく
私は思いを出て行きたかった
場所は いつも 確保されているだろう
そこは 私の向かうべき部屋なのか
ああ眠くなってきた だけど
それは遠い外回り営業の途中なのかもしれなかった



何もすることを無くしていた
コンビニで 休憩を取った
弁当を食べると 自分だけの世界みたいだった
満員電車は
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