生じるゼロ/ホロウ・シカエルボク
はまるで流れ星のようだ、こんなものに何の意味がある、こんなものに…
頭を抱え込む時代は終わったのさ、定義出来ないものはそのまま捨てておいたが勝ちだ、意味なんか理解出来なくたっていくらでも受け止めているものさ
時計が回るみたいに詩が繰り返す、アラウンド・アンド・アラウンド、一度書いたことを忘れてしまったりしないよ、ほんのわずかだけ形が変わっているかどうか、多分そいつが重要なことなのさ
一日の終わりに新しい温度差がやってくる、それは何かを求める者にしか訪れない種類の温度だ、暖かくもなく、寒くもない…「第五の季節」とオレがそう呼ぶ温度
その温度がどのくらいの温度なのかオレには見当がつかな
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