読書ノート/ああああ
 
だ。
 被害者の村上昭子(当時22才)は何かの精神病だったようで、昭子の母、しげ子は被告人に2万2千円を支払い、被告人にその治療を任せたという(漫画による知識だと当時の2万2千円は現在の22万円以上の価値がある)。
 被告人は、昭子と「ある女性」とともに、神戸市垂水の妙見堂で共同生活を始めた。
 しかし「ある女性」はある事情があって、ある日故郷へ帰ってしまう。
 被告人は祈祷、水行、投薬、灸、断食など手を尽くしたが、昭子の病状は回復しなかった。
 被告人は昭子と2人で暮らすのが嫌になったが、治療に失敗したとすれば2万2千円を返却しなければならない。
 そこで被告人は昭子を殺したい
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