* ハブラシ/藤鈴呼
 


微笑 残しながら 又 笑いこける自分.
暗がりの中で 光り出す 自分.

自分の命が果てるのは 
こんな瞬間なんだろう

眩きも出来ぬ シャワーの中で 
君の言葉 信じられず

瞬きも出来ぬ パズルの中に 
君のピース 存在しない

だから 誰もが 頷く様な 言葉を
君へ向かって 語りかけただけ.

その行為に 意味は有るか.  
必要性は?

誰にも 分からない・・・

*

あの時 届いた楽曲は 
光る キミの上

何故か 君と唄った日の事を 思い出す

その歌声は 煙突を駆け登り
今は 何も 思えないのに

透明な糸を つむぐ
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