詩、薬、病のこと等、ノートより寄稿/小野 一縷
ことができない。むしろ、そう・・・落ちてばかりいる。
自分にとって薬を飲むことは、病に抗するだけの意味に
留まらず、過去の経験から、快楽や覚醒感、酩酊や多幸感を
身体が求めてしまう嫌いがある。
意識の上で、そんな感覚など求めてはいない。
ただ肉体・身体が求めてしまう。
それらは震えや苦痛、発汗や目眩等「反応」として現れる。
「肉」が「心」に不満をこぼし、代価を「請求」する。
その気になれば、やり方なんていくらでも方法がある。
しかし、
前提として大事なものが、私の中には欠落している。
それは「快楽の類」では補完できないもの。
永遠。もしくは時間の完全停止。
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