詩、薬、病のこと等、ノートより寄稿/小野 一縷
 
集中、無心、距離法、方程式
カット・フェードインアウト
変調、変拍子、上昇、下降
時に混乱、自失、それら全ての「ぶっ壊し」も。
動いた「しん」を表現する。何年かかっても。

死ぬまでにやり遂げればいい。
一篇でいい。
正気を生死を懸けて詩を、僅か一篇でいい、書けばいい。

だが、その間に動いた「しん」を腐らせてはいけない。
無かったことにしてはならない。

テーマは心の中に溢れている。
その「心が崩れてゆく」ならばそれは好機。
詩を書くことに使命を感じているならば。描けばいいその様を。
私にとって今こそ創作における、ベストな時期だ
享受せよ。今現在を。

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