コオリ/番田
こで だけど
まったく 何も知らないけれど
そうなのだろう そこで
思う言葉の一つもなく
そうしてきっと私は死んでいくのだろう
そしてきっと立っている
私はひとりで そこで
何かを思っていた
いつも 何かを見ていた
多分生きている いつものように
ひとりぼっちで
何となく 生きていることだろう
今日も死んでいく
私の言葉も
この目に見ている
いつもそこで無くした
天国の世界に ひとりで憧れた
ただ 声も言葉もなく
いつも暗くそこに立っている 君が
ひとりで歌いながら やってくる
色々な色をしていた
電車の過ぎていく そこになく
ひたすら また 刻
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