思考のシンク、そこを流れ落ちる渦巻き/ホロウ・シカエルボク
書いてあることの全部は無駄話に過ぎないさ、本当にそこに書かれているものを読み取ることが出来なければ…真実は水のように染み込んでくる、そしてそれは君と俺にとって決して同じものではない、同じものであってはいけない、もしも同じに見えるのであれば俺たちが所詮その程度のいきものだってことさ、本当に、水を浴びるように、飲むように…陽の光を浴びるように、肌を焼くように…そうして命というのは繋がれてきたんだ、命の方法はひとつだ、それは命自身ということだ、君は命の根源からやり直さなくてはならない、君が現時点で最も近づけるところからでいい、何度も繰り返していればおのずと感じられるさ、言葉にし過ぎてはいけないよ、決して
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