思考のシンク、そこを流れ落ちる渦巻き/ホロウ・シカエルボク
 
して言葉にし過ぎたりしちゃいけない、言葉を信じすぎるから俺たちは間違えてしまうのさ、所詮こんなもの、ある程度の見当をつけるためのガイドラインに過ぎない、適当に振り回す武器のようなものでなくてはならない、狙いをつけて一発で仕留めるような気構えなんか要らないよ、君がそれを撃ち抜いたかどうかなんてきっと本当は誰にも知ることは出来ないぜ…本当に大事なのは考えを止めないことだ、本当に大事なのは考えを動かし続けることさ、いまこのとき自分が求めているスピードをどれだけそれらしく放りだせるかってことなんだ、すべての宿命はそんな風に書きつけられるのさ、だけどそのやり方はひとつじゃない…君はやり方を改めなくちゃいけないよ、思考のシンクに詰め込まれた栓をえいやっと引き抜けば霧が晴れたようにそのことには気付けるのさ…




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