歌謡曲批評-童貞ソー・ヤング-/只野亜峰
 
。青春ですね。性春が駆け抜けてますね。峯田の歌詞の良いところというか魅力的なところは、そういった素敵な部分を強烈なインパクトで塗りつぶしちゃうところなんですよね。「童貞ソー・ヤング」というタイトルもそうですし「一発やるまで死ねるか」なんていう下りもそうですけど、強烈なインパクトに誤魔化されてぱっと聞いただけでは中々曲の真髄にまで喰い付けない。この曲を一回聞いただけで真っ当なラヴソングだと認識する人間はそうはいないでしょう。だからこそ僕らの世代では大いなるネタソングとして浸透していったわけですしね。しかしながらよくよく噛み砕いていけば中身は全くもって甘酸っぱいラヴソング。チェリーボンボンみたいですね
[次のページ]
戻る   Point(3)