正月の街の幻想/番田
て社会とは搾取される側の立場の存在だ。利便性は生み出すものもあれば殺す物でもあるということは旧社会主義の考え方によって証明されている。詩にとってこれからの世界に対してできることは少ないのかもしれない。詩などたかが4行で完結してしまうチリのような代物である。しかし昔にしても今にしてもそれは変わらない感覚なのかもしれない。小さな紙片に書かれた言葉が訴えるものは強力なドラッグのような宇宙的な空間性を感じさせるものである。そういったものが表していくものは壮大な物だと思わされる。今日は特売の寿司を食べてみた。昔ガリが一番好きだと言っていた友人がいたけれど、それを食っているとなんとなく彼の気持ちが理解できるよ
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