ルパタフユ/鈴木陽一レモン
 
板消しの落下する速度
 より早く人生を脱落していった生徒さえ存在
 くのいち風女教師は、それら何れに対しても
 完全シカトのスタンスで臨んだ。

 みんな、独りで、往かざるをえなかった。

で、ここからは、話半分で聞いてほしいのですが
カタワで一つ目の半妖は、半身浴が好きで
夜半を過ぎると、半分だけ湯を張った風呂に浸かりながら
半生を振り返るという。 気持ち良さそうに。
半開きの一つ目から零れ出る米粒は、
たちまち炊き上がり半ライスとなる。

彼は、座敷わらしとコシヒカリのハーフなのです。
ササニシキとか、いろんな米との配合を試していくうちに
半ばヤケッパチになった
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