コピー用紙の上に書かれていた言葉/番田
前のコーヒーは冷めていたりもする。
人が出たり入ったりしている。新しい仕事は、キツそうであった。しかも自分にできるかどうかなどの保証はない。なんとか同化して時をこなしていかなければこんな喫茶店に入る事もできなくなる。前にこの部屋に住んでいた人は、どんな人だったのだろう。微かな傷のようなものが床にはつけられていたりした。それに触れてみると微かな音を立ててこすれた音を立てた。この傷に触れた者は前にもいたことがあるのだろう。そして今はどこにいってしまったのかと思う。
スターバックスの店員は、私のことを明日も覚えているだろうか。わからないけれどなんとなく、テレビを見ている。テレビ画面に
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