Play it Again/ホロウ・シカエルボク
 
く鮮やかなシネマが笑いかける暗闇
エンディング・タイトルが終わっても白い画面を映しといてくれ


マリッジ・リングを指に残したままふいに戻ってきた
行きつけだった店のハンバーガーが恋しくなったとか
くだらない軽口を叩きながら
お気に入りのブーツが帰り道でオシャカになったって
他の誰かに責任があるみたいに腹を立てていたっけな


そうだ、お前の言うとおりだ、リセットできない事柄なんて
なにひとつない、この世の中のどんなことでもだ
だけど残り時間はどんどん少なくなっていく、お前がお前である限り
どんな見知らぬ土地だってたいした違いはないんだ
新しい服を着て同じ街を歩くよう
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