輪郭は絹糸の様に緩やかでそれは触れることなくただ行先を追いながら、そしてなにもかも求めるようなことが.../ホロウ・シカエルボク
 



死から始まるものたち、死から始まるものたちの臭いは、退屈と無色に満ちて、俺はまぶたと口を縫われ鼻を塞がれたもののようにいらだって声をあげる、そんなものになんの意味もありはしない、しかし、ひとつの流れのリズムを変えること、それは気分を変えることにはそこそこ役に立つとしたものだ、少なくともある種の法則に従えばある種の変化は望める、そんなプロセスをいくつか手に入れるくらいのことになら―もちろん、プロセスや法則に依存するのは馬鹿のやることに過ぎない、そのことに意味を求めすぎてはいけない、決していけない…それは誰かをどこかへ連れて行くような劇的なエンディングへ導いたりするようなことは絶対にない―
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