夏の肌/投稿者
 
意味のわからない唄は塩味で
 
  塩分や糖分や微分や積分やで

  僕はだんだんと意味がわからなくなってきてる
 
  怪獣ショーとかを探して歩きたくなってきてる
 
  ぽうん と
 
  たいよう
 
  くっきりと地面に縫われた影を踏んで踏んで
 
  あと二歩で倒れて それで
 
 
 
 
<5>
 
空が青いので間違えちゃった
てへへ
 
と言って
彼女はあんまり見栄えのしない魚になって
泡のような雲の間をゆく
 
おーい
 
おおーい
 
 
 
笑いながら昇ってゆく
 
 
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