世界が 新しくなっては/あやさめ
開けて
そうそう、それらは引き上げてフロンをqzwxecrvtb....
壊れてゆく先はいつも暗い
土のような明るさの中で鎚は振るわれて
見たことのない方角から新しくやってくる
ガラスの欠片に見えた旧世界の出来事
誰かの指先もきっとあそこに埋められて
二度と見つかりはしない
あの青いプラスチックの下に
誰かが転んで寿命の尽きたストーブ
もしくは燃え尽きた花火たちの中に
全員が寄りかかったテーブルが見えていて
時々は誰かが歌っていた大きな機材の破片たちと
永い眠りについているは
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