少し「珍」な音楽 水中、それは苦しい「ひと目見て憎め」「ひとりで生きる」篇/竜門勇気
 
る。全ての楽曲がこの調子だ。
だが、なぜかそんな失笑必至とも思える楽曲群が、二度三度と聞くごとに出所不明のカタルシスを与えてくれることに気づく。無意味な考察かも知れないし、ただの感情論であるかも知れないが、これはロックだな、と感じます。
一発どりでアドリブを過剰に入れまくるのは確かにプロ的ではないかも知れない。しかもただのダジャレにしか聞こえない(実際ただのダジャレなんだと思う)。それをスタジオで録音する。金だって掛かるし、多くの人の手と時間を借りて音源は作られる。
この極限状態で、「サンダーレイプ!デビルセックス・・・」と叫ぶ矛盾。唐突にこのCDを買った人全てが知っている収録曲名を羅列する
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