生身のものにはノイズが混じるものさ/ホロウ・シカエルボク
れているだけで
もしかしたら
一行なんてもんは
いま書いている
こんなことの
すべて、かもしれない
いつかその日が来たとき、きっと
バカ長い一行になるのだ、ハハー
おれはバカ笑いする
コルトレーンは一回転する
一回転しても
デスクトップ・コンピューターの
中で
また
いちから
はじめる
おれが
なにもしなくても
おれは
ターンテーブルが欲しい、と考える
A面と
B面の
すべてが終わったとき
もう一度
聴きたいと思える時間
あれこそが
音楽と言えるのだ
ほんとうは…
えい、くそッ
おま
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)