doogks and maadly/竜門勇気
ハーブを植えてる家の前を歩く
さみしい気分はそのままだった
風邪をひいてる子供が走る
さみしい気分は溢れていった
長いこと眼鏡をかけていて
いつからこんなに目が悪くなったんだって
ある日突然思って
悔しくって 外したって
何かがむき出しみたいで怖くって
でも見えなくって やっぱりさみしくって
気がつくとベッドの上
夢だったって気づくまで泣いてるだけ
人間らしく考えよう
人間らしくよ
あんたは人間らしいよ
すごく人間臭くて
人間そのもので
おかしくなりそうだ
カーブで曲がれないでいる
風邪をこじらせた年寄りが死ぬ
増えてく悲しみでレンズは濁っていく
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)