この雨の未明/ホロウ・シカエルボク
って
ゆらゆらとゆらゆらと内面的に僕を濁流するのだ
許されることと生きていけることとは違う
許されることと生きていけることとは違い
そして僕は時計を気にすることが出来ないでいる
間違った場所からもなにがしかの結果は生まれるから
そのことはそのことでかまわないのかもしれないと僕は考えている
途切れた場所を終着駅と呼んでもなんの差し支えもない
こんなにも
こんなにも
繰り返されるビブラート
誰が望んでいたんだろう
振動する暗闇の声帯
僕は叫びとはすこし違うそれに隠れたものに
怯えながらも少しだけ恍惚としていた
窓の
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