星々/Oz
 

高く
高く

そこには
嘴を持ったアイツがいる
食べられてしまう!!
しかし、
鳥は彼に見向きもしなかった
「どうして?」

体は雲を抜け
その先へ
青さはどんどん
どんどん深くなり
夜の空の様になった
夜の空が彼を包んだ

見たことも無い数の星が
瞬いていた
蝸牛は今まで星に何て興味を持たなかった
でも、
その景色は彼を感動させずにはおかなかった

でも、星が存在を
強くすると同時に
彼はだんだん不安になってきた
彼は見慣れぬ景色が怖くなってきた
家に帰りたい
そう思い始めた

ウ〜ン、ウ〜ンと
強く願っていると
辺りは真っ暗
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