ごわごわ/藤鈴呼
外に出ると
目の前の 灰皿に群がる 人
の周りに 揺れる 影
と一緒に 立ち上る
煙 そして 臭い
やり切れんねぇ〜 と
かつての 迷惑隊だった 自分を
省みる 瞬間
自分が ヘビースモーカーだった頃は
目の前で 笑顔だけど 迷惑なんだろうな
の 表情も
感じながらも 結局は
見て見ぬフリ
今は 文句付けよう までは 思わないけれど
ちょっと 考えろよ〜 と 思いがち。
喉元過ぎれば〜 的 感覚 (ちょっと違
ホームセンターで
キャスター付すのこに乗って
試している おじさんが居た
無人島から 筏で 逃避行しているみたい
瞬時に そう
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