商業詩誌の潰し方/いとう
関っていると考えられる。
●媒体の壁がなくなっていく中で
携帯端末の進化により今後十年程度のスパンで、ネッ
トと他の媒体間の壁はどんどん薄くなっていく。これは
確実な社会の時流であって、その中で、詩という今や瀕
死の文化がどのように生き残っていくかを模索していか
なければならない時期にさしかかっている(私見では手
遅れと思っているくらいだ)。ネットと紙を分離して考
える発想自体がすでに時代遅れであって、その点、ニッ
チな分野こそネットとの親和性が高いにもかかわらず、
詩の出版社は何もアクションを起こしてこなかったと言
わざるを得ない。だからこそ投稿サイトという機
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