こんにゃくゼリー革命/鵜飼千代子
 
りつく子供たち
老人はスイカの種飛ばしを教えた

またある時は
海からテングサを採って来て寒天をつくり
「あんみつを食べよう」と提案した
子供たちは大喜びであんこを炊いた

(同時に)「こんにゃくゼリーにこだわり過ぎていたかもしれない!」
     「こんにゃくゼリーにこだわり過ぎていたかもしれない!」

老人と子供は「老人クラブと子供会」を発足
時間や天気、季節に合せて遊んだ

ずいぶん静かになったと外を見て驚いたのはこんにゃくゼリーたち
慌てて檻から飛び出した

「ハート形にしましたので喉に詰まりません。どうぞこちらへ」

もう子供たちの胸には新しい夢が膨
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