オドゥ山統一展望台から見る詩/はらだよしひろ
 
と言い
漢字では北韓と書くそうだ

あれが同じ大地とは思えまい
確かにここでは人々に笑いも溢れ
車が多く走り、木々が生命づいている

赤い旗が揺らめいている
大地の違い様を漢江は緩緩と流れている

同じ人ではないか 愚かさも皆同じなのに
歩く事も 犬と散歩することも
食べる事も 着る事も・・・・・・そして生きていることが

でも、もしここに自由に行き来できる橋があるなら
僕らは向こう岸まで五分で行けよう
彼らはここまで一時間かかるに違いない

望める距離とはいえ、約六?の長さは
計り知れないほどの遠さをもって
小学生達は笑っている

むこうにみえるのがプ
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