続 蛇つかいたち/吉岡ペペロ
 
つかいの話をしてもらえたから、三日のちの不慮の死を受け容れることが出来たのです、ツジさんがユキオに焼酎のソーダ割りを出してくれた
そのひとの顔を思い出すことは出来なかった
もう酒はちょっと、それよりオレをもっとほめてくれませんか、
イケダはユキオに酒をすすめた
一杯ずつ飲むからそんなこと言うんだ、2進法で飲まなきゃ、家で飲む酒なんてもんは川の水みたいなもんだろ、味気なくて重いだけだろ、上田くん、もっと腕をあげなきゃ、
コガネイ係長とポンプメーカーの工場長がむずかしい話をよこでしていた
そこに入りたかったが入れずに社長のカラオケに手拍子をうっていた
カタヤマのよこにはユキオがいて社長の
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