詩人達の新たな旅路に向けて 〜「黄色の日」の印象的な詩のひと時〜 /服部 剛
 
小箱に入れて 
 夕飯の支度をはじめよう           ) 

という生活感のある言葉から、Tさんは世を去ってしまったけれど、残された者として、継続してゆく日々を生きてゆく意思を感じました。


「伝説と歌 ?」・・・原口昇平さん 

 この日、多くの人がこの詩を選んで、朗読しました。僕も、とても、印象に残りました。未知なる存在からの深淵の声は、地上に投げ出された人間に、厳しく嗜めるように囁きながらも、神秘的な愛の声のようにも聞こえます。優れたソネットの詩でありながら、詩以前の言葉そのものと感じました。 


「鳥の祈り」・・・高橋正英さん 

 この日
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