酔歌 - 2 / ****'04/小野 一縷
 

色々な表情が 舞い 歌う この脊髄の内側に


さあ
もっと もっと高く もっと!!
引き上げてくれ 上昇させてくれ


おお・・・
石の薔薇が咲き誇り 天国の扉を その砂の棘でぶち破る
眉間の奥で 光が弾けた 散光 粒子 ゼロに侵入


さあ
見ろ そして 感じろ
白金の太陽の御遣い 
その銃剣 グングニルが 脇腹に突き刺さる 
髑髏の丘で 精神を 天界へと吸い上げる
生命を 冥界へと突き落とす
あとは 引き金を引くだけ
とっくに 撃鉄は起こしてある
復活は 一度じゃない
だから 安心していいんだ

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ああ
この 胸の奥から零
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