労働/攝津正
田哲哉のNAM批判を支持していた攝津に、それが間違っているという意味の事を語ったが攝津は聞き入れなかった。だが攝津は、その後鎌田哲哉とも絶交した。理由は忘れたが、些細な事であった。
攝津は誰とも仲良くやっていく事が出来ないのだった。その証拠にいずみちゃんともご隠居さんとも絶交してしまった。些細な事が許せず激昂してしまう。攝津はその自分の性格を自分で厭だと思った。それでいて自分を変えようとは少しも思わぬ我儘が攝津らしかった。
攝津は蛭田さんとも鎌田さんともいずみちゃんともご隠居さんともさんだー杉山さんとも絶交した。いずれも些細な事柄が原因で。攝津は激昂し易い自己の癖について自省してみたり
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