命を支えるもの/籠球太郎
こともある?
いや…
違うと思います。
誰かを生かす責任を強固に想うならば〜
一方で…
自分を生かそうとしている誰かがいるのでしょう。
その誰かのために〜
生きなければならないのだと思います。
結局…
自分は誰かを生かし〜
誰かに生かされているのです。
それを忘れるから…
天国に逃避してしまう。
天国は自ら行くところではなく〜
迎えが来るまで待つところなのです。
この世に生を受けたのは…
自ら命を絶つためではないはずです。
誰もが〜
いずれ逝くときを迎えます。
誰かのために生き〜
誰かによって支えられて生きている〜
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