勝利という概念は記号の罠だ 仮説メモ/結城 森士
 
という単純な二項対立は、生物、とりわけ人間の「記号化したがる」特性によって生み出されてしまった、誤った認識だ。
本来は事実があるだけなのだ。
事実とは
・生きるために生命を奪い、自らは生き延びる。
ということである。

記号化に捉われた人間は「勝ち負け」が非常に好きで、あらゆる面に「勝敗」を持ち込みたがる。彼らは動物的、または生命的だ。

逆に、「全ての人を幸せにしたい」と考えてしまう人間は、非常に人間的であるのだ。それは、人間だけが思うことであるからである。とても青臭いと思われがちだが、人間とはそもそもそういう存在であるのだと思う。


話を戻すが、「勝敗」などといった固定
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