無題/xxxxxxxxx
。
けれどそれは仮初で、
僕の睡眠を妨げる。
確かに起きているんだ。
だから僕はいつも夜。
昼の光には耐えられないから。
夜空は半球になっていて、
その中央にはそれがあって、
僕のすべてのエネルギーを
吸い上げている。
だから僕はなるべく眠らなくては
ならない。
他に補充する方法を知らないから。
それが眠りに就いたなら、
どれ程の安寧が得られるだろう。
だけど、
多分。
それがなくなったら、
僕は終幕を引くだろう。
躊躇なく。
それをしないのを、
それのせいにしている
だけなのかも
知れないけれど。
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