無題/xxxxxxxxx
 


真っ赤赤赤なウサギたちが、
巨大な裁ち鋏を持って、
夜を斬り回っている。
切り口からは白い明日が覗いている。
その色が
僕を酷く憂鬱にさせる。
ウサギたちは休まない。
赤いウサギたちは、
白の中でも生きてゆけるから。
やがて夜は浸食されて、





僕がそれを
あなたに伝えるには、
多分音楽しかない。
それがいつになるかはわらない。
でも、
今はもう、
疲れて仕舞った。
少し休ませてくれないか。
終わらない揺り籠に、
揺られながら思う。

このままでもいいのかな、
なんてね。



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