インド旅行記10(バラナシ)/チカモチ
 
川のほとりで本を読んでいました。だいたいこの町はそれほど際立った観光名所はなかったし、そろそろ中だるみの時期にさしかかっていました。ガンジス川には入れ替わり様々な人が沐浴し、汚いな川で体を洗い清めていました。

宿に戻るとパプーが声をかけてきました。
「彼女たち、屋上で凧をあげているよ。よかったら一緒にどう?」
そういえばインドの各地で凧をよく見かけました。
ううん、悪くはないけどちょっと疲れているし、凧っていうテンションじゃないな…。
あんまり気が乗らなかったのでパプーには気が向いたら行くと伝え、部屋に戻って本の続きを読んでました。

しばらくたつと部屋の外で花火があがる音が聞こ
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