まるで神様のような今日の夕暮れ/草野春心
 




  ただ
  「途中」だけが
  飽きず続いてゆくだろう



  求めて
  (何を?)
  確かめ
  (何を……)
  夢見て
  (ねぇ、何を)
  受け取って



  何を
  待って……?




 ?.親愛なるひとへ

  雨があがって
  あの絶望も途切れ
  まるで神様のような今日の夕暮れ
  何も思い出したくない
  誰も気遣いたくない
  ただ深く腰掛けて
  この空に許された光を
  いつまでも見つめていたい



  ―親愛なるひとよ。
  ぼくの心は
  玄人のレゴ・ブロックみ
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