Message from Skymail/にゃんしー
 
った。

その子が俺のことを好きだったはずなんかなかった。
メールはいつも俺のほうからしてて、
その子からしてくれたことはたったの一度もなかったし。
けど、「赤いタンバリン」を作ってくれたから。

Oh 愛という言葉に火をつけて燃え上がらす
いくらか未来が好きになる
Oh I want you baby,ひとは
愛し合うために生きてるって噂、本当かも
しれないぜ、赤いタンバリン

単音で、ところどころ外れているメロディが流れた。
ケータイを開くと、一言だけこう書いてあった。

『〓』

あるときその子は言った。
赤いタンバリンは、究極のラブソングなんだって。
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