宗教のための宗教とは(3)/生田 稔
宗教のための宗教(3)
この主題にて,3稿目となる。宗教は何のためになるか、ということで書いているのであるが。先日来イスラエルという国名について、考察してみた。この名の文字どおりの意味は「神と相撲を取る」あるいは「神と戦う。」である。
「そうして神は彼にこう言われた。「あなたの名はヤコブであるが,もはやあなたの名はヤコブとは呼ばれない。あなたは,イスラエルととなえられることになる」。こうして[神]は彼の名をイスラエルと呼ばれるようになった。」 (創世記35章10節)
どんなエピソードがあるかは長く述べるとややこしいので、イスラエルという名のついたこの民族の神との格闘ぶりを皆さんはご存
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