健康について(1)/生田 稔
 
 健康について(1)
 
健康は望ましいものであるに違いない。多くの健康法を説く人は多い。健全なる精神は健全なる身体に宿る。誰が言った言葉か判らないが、本当である。ビタミン剤や酵素やさまざまな健康器具、皆々いちおうの役には立つが決定的なものはどれ一つない。それらの効果をよく確かめ、盲信しないで利用すればよい。そういうことはみんな判るのだが、導いてくれる相談相手がいない。それが現状である。
 私はいくたびも病院に入院し、そしてある宗教に携わっているものだから、入院した病院で、その教えをたびたび説いた。しかし、再入院すると、以前教えを知らせた人は、あなたはまた入院したからあなたの宗教はだめだと
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