健康について(1)/生田 稔
だという。確かに微視的にみれば、その通りなのだが、もっと巨視的に人生というものは見なければいけない。教えを実践するには時間と労力が必要であることだ。
幾度もアタックして克ち得るものが健康である。言うまでもない人生は戦いである、熾烈な戦いである。父や母の教えは確かに貴重なもので、その戦いに勝っために両親の言うことをよく考えてみることだ。しかし両親がどのような成功をおさめたか。両親の盲点は何か、典型的な理想論は役立つか。理想は人にとって大切なものである。何か目標を立てそれが悪いものでないならば最善の努力を払うべきである。
しかし幸福や理想には敵がいる、努力をしないで当面の敵を倒すことによって、
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