ベネズエラの夜に、/e.mei
 
いのと白いのが交わり緑色したうどんが流れては床に消えていく。俺は扉を閉めて酒場へとむかった。このような場所にいてはならない、絶対に。まるで二人は苦にもならないといった表情でお互いを見つめながら巻き付いていたのだ。
 酒場に入るとマンモスが暴れていたので後ろから蹴りあげてやる。マンモスは鼻からうどんを出し、落ち着き席に座った。俺も席につくとリベラが入った酒が目の前に置かれ、俺はリベラを一気に飲み干した。喉あたりで高らかな笑い声がしていたが、それは疲労のせいでリベラは何も悪くない。マンモスが暴れ、誰もいなくなった酒場で俺たちは二人リベラをやる。マンモスはリベラにかぎると豪快に笑いながら鼻からうどんを
[次のページ]
戻る   Point(6)