図書館物語/たもつ
に「釣り厳禁」の看板も立つこととなった。
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館長は、もしかしたら自分は本ではないかと思って、自分の体を捲ろうとするけれど、いつも三ページ目から先が捲れないので諦めてしまう。
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図書館に住み着いている幽霊は閉館時間が過ぎて誰もいなくなると、本を読むことを楽しみにしているけれど、言葉がすべてすり抜けてしまうので、体はいつまでも綺麗なままだ。
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「今度の日曜日は図書館の日です アタリが出るともう一冊借りれます それと元気なアキアカネを差し上げます」図書館通信 第九四三号より
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休館日、本は本であることを忘れて、思い思いの時間を過ごすが、中でも一番人気なのは
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