『受容〜千慮の朽ち木は湿に溺れる』/Leaf
っと端から錯覚と云うもので何ら趨勢に繋がる糸ではない
それならばと、
日常を凹凸無く透して見ていたら日常眼鏡が曇る
曇った視界は拭き取るべきか否か
若しくは勇壮と外し裸を晒してみようか
其の儘、ありの儘で
あっ、煙ったい世界が今から始まったんだ、と思う
思えばいい
詰まりは
朽ちて咲かぬ花は花ではないという蒼氓に
《《花とは何ですか
それは本当に花ですか
花のような枯れ草に見間違ったのではないですか
花の美しさは美しいからでは無く儚いからではないですか》》
と改めて問い質してみたくなるの
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