今日が天気かどうかなんて本当はどうでもいいんだ/ホロウ・シカエルボク
 
る、空気の密度が変わるところを、色合いで描こうとしてるみたいなそんな気分になる
よく光る空だね、よく光る空だ、ねえ君、うんざりするくらいよく光る空だよな
一直線に伸びた後風にぶれてゆく飛行機雲は、死際を間違えたロック・シンガーを連想させる、俺のライブラリにいくつも並んでる、もう二度と口をあけることが出来ないやつらの名前…五十音順に並べてみたけど、俺、そんなものにどんな意味も持たせるつもりはなかった…アーティスティックななりふりなんか上等なファンタジーで結構満足できるものさ、ベイビー、ダイスを転がせ、数秒後にどんな結果が待ってるかなんて考える必要はない
アイスクリームを連れてきておくれようんざ
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