神の詩、片端に記された聖書、ただ落下しては流れてゆく雨の行先/ホロウ・シカエルボク
 
ずつ剥ぎ取っていけ、二〇日目から最高にうんざりして涙を流しながら待ちわびる再生の風景を、お前の好きな芸術の名前で呼べばいい、傷みが、ともなう、痛みがともなう、そこには必ず、傷みを覚えることを恐れてはならない、逃げ道を探すぐらいなら口など開くな、言葉など発するな、希望など持つべきではない、我知らず口をついて出る愚痴のような長雨、道路を叩いて、道路を叩いて、道路を叩いて、どこにも行きつかないリズム、どこにも行きつけないビート、ただ叩きだされるだけの、ワンツゥ、カウントを取れ、それが何のためかなんて、少しも考える必要はない、動機を整理しようとすれば衝動は意味を失ってしまうぜ、だけど、だけど、道路に落下し
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