神の詩、片端に記された聖書、ただ落下しては流れてゆく雨の行先/ホロウ・シカエルボク
言うバンドのアルバムに耳を澄ませていた、ロックンロールがリズムキープで語られる時代だ、ボーカルのピッチで評価される時代だ、そんなイズムに救いなどあるわけがない、そんなイズムに、スクラップ・アンド・ビルドなんて望むべくもないよ、マニュアルを求め過ぎてみんなが同じ面になる、同じような運びになる、俺はそんなもののためにここに生まれてきたんじゃない、破壊と創造、の本意とは、本来、どのように壊せたか、それを見つめるためにあるんだ、作り上げることなんか誰にだって出来るだろう、だけど、壊すことが出来るやつは限られているんだ、破片、破片、破片、破片、墓標に耳を寄せて鼓動を聞け、全ての爪に番号を打ち、一日に一枚ずつ
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